「大アルカナ」の意味とは？【タロットカード占い】

アルカナはラテン語で「秘密・秘儀」といった意味があります。なんともタロットらしい、スピリチュアルな意味ですね。

タロット占いの中でも大アルカナと呼ばれる22枚のカードは、普遍的なイメージや哲学的思考などが組み込まれており、タロット占いにおける切り札とも言えるくらい、重要な役割を担っています。

女教皇のカードに描かれているのは、伝説の人物である女司祭ヨハンナです。落ち着いた心や、知性や聡明さといったスピリチュアルな意味を表しています。

正位置は知性や聡明さが満たされ、まわりの人たちと心と心を通わせることができ、期待を裏切らないと暗示されています。

逆位置は信念や信条を貫くことができず、自暴自棄の状態になってしまうことを表します。何かを諦めなければならないことを暗示しますが、耐え忍ぶことで、本来の知性や聡明さを取り戻せるとされています。

女帝のカードに描かれているのは、玉座に腰掛ける、堂々とした風格の女性。大地母神のシンボルとされ、実りの時や、豊かな母性を表します。

正位置は女性的な魅力が花開くことを表し、恋愛や結婚に前向きな気持ちになれることを示します。思うままに進めば、欲しいものを手にすることができるとされています。

逆位置は物事が中途半端になってしまうことを意味します。恋愛も結婚も自己中心的な考えで支配されてしまいます。一度自分の心を向き合って、状況を認めるべきであると告げているのです。

力のカードに描かれているのは、女性がライオンの口を塞いでいる姿。とても前向きな強い意志を表します。

正位置は強い意志が満ちて、目の前の壁を乗り越えられる自信をもたらしてくれます。今ある意志や信念は正しいものなので、突き進んでいいという暗示がされているのです。

逆位置は自分を見失い、その場から逃げ出したい気持ちに駆られることを意味します。自分の考えに固執するよりは、他人の言うことに耳を傾ける必要があると暗示しているのです。

節制のカードに描かれているのは、女性が杯から杯へと水を移し替える様子。堅実さや安定した状況が、よい方向に傾いていることを表しています。

正位置はすべてがいい方向に向かっていることを示し、これ以上新しいことを加える必要はないと言っています。現状に満足することが大切です。

逆位置は不安定な状態を表し、時には信頼を失うことすらあることを暗示しています。もがくことなく、堅実に耐え抜くことで、また安定な状態に戻ることができます。

世界のカードに描かれているのは、2本のバトンを持った女性を、天使、ライオン、鷲、牛が取り囲んでいる様子。物事の完成や、願望成就を表します。

正位置はあらゆる物事の成功と成就を約束してくれます。たとえ根拠がなくても、素直に受け入れることで、すばらしい成功を手にすることができるでしょう。

逆位置は物事の低迷や挫折を表します。

もしかすると、大事なものを失う可能性もあるかもしれません。ですがそれを手放すことで、新しい何かを手にすることができるのです。

いかがでしたでしょうか。
この記事で触れた大アルカナの意味は、まだまだ表面的なものに過ぎません。小アルカナもそうですが、カードの意味を奥深く読み取ることで、よりタロットを楽しむことができるでしょう。

タロットカードの意味を知って、ぜひタロット占いに挑戦してみて下さいね。