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カルセドニーとは
カルセドニーは、ケイ素を含んだ鉱液が、岩石の隙間に沈殿してできる『石英(せきえい)』と『モルガナイト』の集合体を加熱、着色処理して美しく発色させた天然石。発色せずに自然のままの色合いの原石が、市場に流通することもあります。半透明の柔らかい色合いが人気の天然石です。種類も豊富で、さまざまなスピリチュアルなパワーを持っています。
カルセドニーの名前
カルセドニーの英名は『Chalcedony』、和名を『玉髄(ぎょくずい)』と言います。
英名の『Chalcedony』は、ギリシャのChalcedon(カルセドン)という街から産出された原石が最も良質だったことから、命名されたものです。和名の『玉髄』は、原石の空洞部分が、まるで骨髄のように見えることに由来しています。
カルセドニーの原石
カルセドニーの原石には、3通りの形成方法があります。ひとつは、火成岩の空洞部分に形成されたもの、ふたつ目は、堆積岩の割れ目に形成されたもの、3つ目は地層の中に染みこんで多孔質の岩石・堆積物を固めて形成されたものです。
カルセドニーの仲間の石たち
カルセドニーと同じ生成過程、同じ成分で、その見た目から別のパワーストーンとして区別されているいくつか石があります。
美しい縞模様を特徴としている『アゲート』、不純物が多く含まれている不透明な『ジャスパー』だそれに当たります。その他、カルセドニーの中で美しい赤色は『カーネリアン』、黄緑色は『クリソプレーズ』と名称を変えています。
カルセドニーにはカルセドニーの石言葉、アゲートにはアゲートの石言葉と、それぞれが異なる石言葉を持っています。
カルセドニーの特徴
カルセドニーの硬度は、6.5~7。比較的硬い石のため、加工や装飾のしやすいパワーストーンです。古代ギリシャでも、カルセドニーを使用して、繊細な彫刻が特徴のカメオが作られていました。カメオのような装飾品の他にも、印章や芸術品にカルセドニーが使われています。現代は原石のままでも充分に美しいため、原石も人気です。加工しやすいため、装飾品としても重宝しています。
カルセドニーの歴史
カルセドニーの歴史は古く、青銅器時代の地中海沿岸ではカルセドニー製の発掘物があるほど。また、新約聖書には、エルサレムの城壁の土台12の宝石のひとつとしてカルセドニーが使われていたと記されています。柔らかい輝きの奥に、太古の歴史を見つめ続けたスピリチュアルなパワーが宿っている石です。
カルセドニーの種類
カルセドニーの色は、白色、水色、灰色、紫色、緑色、ピンク色があります。いずれも半透明の薄く柔らかい色合いのパワーストーンです。優しい色合いの石ですから、合わせやすく扱いやすいことの特徴。色によって、石の意味が異なりますから、好みの色をチョイスしましょう。