インナーチャイルドカードの意味と使い方を解説！

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インナーチャイルドカード。この名前を初めて聞かれる方も多いでしょう。

インナーチャイルドカードは、タロット占いの一種で、７８枚のカードの中から一枚を選び出す「ワンオラクル」の方式をとっています。そこに描かれているのは、皆さんもよく知っているおとぎ話や神話の絵画です。

インナーチャイルドカードは、子ども向けのおとぎ話の意味を手がかりにし、アナタの内に潜む子どもからのメッセージを読み取るスピリチュアル占いです。

大人になった私たちは、自分の中にある子どもの存在を忘れがちです。忙しい社会生活の中で、純粋な子どもの頃の気持ちを失いかけていませんか？

表面上は大人の体裁を保っていても、実は内なる子どもはボロボロに傷ついて、泣き出してしまっているかもしれません。しかし大人は、その子どもを無意識のうちに押さえ込んでしまうことが大半でしょう。

インナーチャイルドカードは、そういった「秘められた子ども」の在り様を暴き出すスピリチュアルな占い方法です。

インナーチャイルドカードの絵柄に込められている意味を読み解き、自分自身の内なる声を自覚しましょう。自分の中の子どもの傷をいやしてあげれば、アナタは前よりも自分自身のことを好きになれるはずです。

さらには、周囲の人の傷や痛みも理解できるようになり、思いやりある態度を示せるようになるでしょう。

インナーチャイルドカード（「内なる子ども」のカード）は、１９９３年、スピリチュアルなタロット占いに造詣が深いアメリカの、イーシャ・ラーナーとマーク・ラーナーによって考案されました。

２人の願いは１つ。「幼い娘たちが安心して楽しめる、ワンオラクルのタロット占いは無いだろうか？」

イーシャとマークがスピリチュアルな研鑽を続けた結果、タロット占いの神秘性と、おとぎ話や神話の神秘性に符号があることがわかりました。その瞬間、２人にインナーチャイルドカードのインスピレーションが降りてきたそうです。

イーシャとマークの願いである「子どもが安心して使えるタロット」というコンセプトは、インナーチャイルドカードの特性に見事結集されています。ここからは、その特性について詳しく解説しましょう。

たとえばタロットカードには、「吊られた男」や「死神」、「審判」など、思わず目を背けたくなるような残酷な絵柄があります。

もちろんこれらは、タロット占いにおいてかけがえの無い意味を持つカードです。しかし、小さな子どもに対して行うには向かない感じがしますね。

しかし、インナーチャイルドカードの絵柄は違います。描かれているのは、おとぎ話や神話の、優しくかわいらしい１シーンばかりです。

赤ずきんやアラジン、マザーグースやにヘンゼルとグレーテル…インナーチャイルドカードには、わたしたちが子どものころ、読み聞かせしてもらったファンタジーの世界が広がっています。

子ども向けのおとぎ話には、人間の成長物語という意味が含まれています。これは、大人になったわたしたちにとっても大切な、人生訓が含まれているという意味です。

インナーチャイルドカードの絵柄はたしかに子ども向けです。しかし、そのカードが意味するものは、成熟した大人にとっても大切なメタファー（暗喩）が込められているのです。

タロットカードやホロスコープには、時として否定的なメッセージが含まれることがあります。たとえば、未来に対する不安や、事故の予兆など、占いをするわたしたちに負の想念を引き起こすものです。

しかし、インナーチャイルドカードは違います。おとぎ話や神話の１シーンが提示する意味は、総じて肯定的なメッセージばかりなのです。インナーチャイルドカードで導き出される結果は、そのまま幼い子どもにも伝えることができます。開発者のイーシャ、マークの願いは、このような特徴にも反映されているのです。

インナーチャイルドカードの使い方で採用されているのは、「ワンオラクル」という展開方法です。これは、タロット占いの基本中の基本の展開方法であり、最もシンプルで、かつ最も重要な使い方と言われています。別名を「ワンカードスプレッド」と呼びます。

７８枚あるインナーチャイルドカードから、ランダムに一枚を選びます。使い方は、たったこれだけです。

次の項では、もう少し詳しくワンオラクルの使い方をご紹介しましょう。

７８枚ある大きめのカードを、できるだけ丁寧にシャッフルして行きます。トランプのようにシャッフルするのはサイズ的に難しいかもしれません。どのような方法でもよいので、インナーチャイルドカードを細かくゆっくりと混ぜ合わせていきます。

このとき、深い呼吸をしながらインナーチャイルドカードをシャッフルして精神統一をすれば、さらにスピリチュアルな効果がアップするでしょう。自分の内なる子どもの声を引き出す心構えをするようにしてください。

シャッフルが終わったら、その中から一枚のインナーチャイルドカードを引き抜きましょう。

ここでは便宜的にワンオラクルの使い方を解説しますが、もし、何かしらスピリチュアルなインスピレーションを得るようであれば、カードを何枚でも引いて構いません。その日の自分の内なる声を聞く鍛錬を積めば、引くべきカードの枚数も分かってくるはずです。

インナーチャイルドカードには、おとぎ話や神話を元にした絵柄が描かれています。ワンオラクルで引いたカードに描かれているのは何なのか、確認しましょう。その絵柄に、あなたの内なる子どもからのメッセージが込められています。

ワンオラクルの方法をオススメするのは、複数のカードの意味を統合するよりも、１枚のカードの意味を掴むほうが簡単だからです。

初心者の方なら、インナーチャイルドカードの意味を付属の解説書から導きだすのが一般的です。しかし、ワンオラクルの意味をより明確に知りたいのであれば、アナタ自身がカードから感じた印象をノートへ書き出したほうがよいでしょう。

解説書に頼らずに自分のスピリチュアルなパワーを信じれば、インナーチャイルドカードのメッセージは直接アナタの心へ届くはずです。まずは、ワンオラクルのカードの印象を言葉に変換する訓練を積みましょう。

使い方の項目で、「アナタ自身が感じたカードの印象を書き出す」という風に解説しました。しかし、初心者にとってその方法は難しく感じられるでしょう。

ここからは、インナーチャイルドカードの持つ意味を一部解説していきたいと思います。カードの特性を掴めば、のちのち、自分に合わせたインスピレーションを得る手立てになるでしょう。

赤ずきんのインナーチャイルドカードが表す意味は、「旅の始まり」「予想外の出来事」「冒険」「興味」などです。

カードに描かれている赤ずきんは、無邪気な顔で蝶と戯れています。しかし、右上にある家の中に待っているのは恐ろしいオオカミなのです。これから自分に降りかかる事件の数々を知らないまま、彼女はワクワクと冒険を楽しんでいるように見えます。

このインナーチャイルドカードをワンオラクルで引いたアナタは、どんな状況なのでしょうか？何か新しいことを始める途中でしょうか？近い将来に予定は入っていますか？未来に対する好奇心でいっぱいでしょうか？

もし、赤ずきんの絵を見たアナタになにか不安を感じたのならば、少し行動を控えめにするほうがよいでしょう。あるいは、赤ずきんの絵を見てワクワクした気持ちが芽生えたなら、颯爽と未来へ歩き出す準備が整っている証拠です。

このように、赤ずきんのインナーチャイルドカードを見た瞬間のインスピレーションによって、導き出される意味はまったく反対になるのです。

内なる子どもの声を聞く訓練を積めば、瞬時にスピリチュアルな意味を捉えることができるようになるでしょう。

インナーチャイルドカードは、未来を占うタロットと違い、アナタの内側からのメッセージを受け取るツールと考えられています。今まで気付くことの無かった「子どもの自分」が、インナーチャイルドカードによって暴き出されることでしょう。

自分の秘められた願いを自覚することによって、アナタが本当に進むべき道が見えてくるはずです。インナーチャイルドカードを実践すれば、内なる子どもが癒され、より良い人生を歩む手立てとなることでしょう。

もし、少しだけ不安がある、モヤモヤする、前向きになれない…など悩みがある人は、業界的中率トップの電話占いカリスの泉里先生に話してみるのもおすすめです。インナーチャイルドカードについても、ブログで多くの記事を書かれています。