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画像では淡い黄色と鮮やかな緑色の2色を載せましたがグロッシュラーも多くの色合いを持ちます。無色、黒、オレンジ、赤、クリーム色などが例としてあげられます。グリーンのものはグリーングロッシュラーと表されるようにそれぞれのカラーが接頭につきます。産地はパキスタン、南アフリカ、タンザニア、カナダなどこちらも幅広いですね。
柘榴石の種類④ アルマンディン(鉄礬柘榴石)
4つ目に紹介するのはアルマンディンと呼ばれるものです。こちらはパイロープと似たようなきれいな赤色をしていることが分かります。パイロープよりも黒、赤が共に濃いですよね。どことなくどす黒い、重厚な雰囲気を持っているのが特徴です。日本の福島県でも産出されることが明らかになっています。アルマンディンという名前自体はトルコの加工業をしている人たちが名付けたとされており、世界中で取れる柘榴石の1つとされています。
呼び名もそれぞれ
こちらのアルマンディンと先に紹介したスペサルティンはそれぞれアルマンダイト、スペサルタイトと呼ばれることもあります。アルファベット語圏で綴りや発音の違いから派生したことが分かっており、英語で発音するかラテン語の元表記で呼ぶかの違いだということです。和名は違いが分かりやすいですが英語やイタリア語、スペイン語など同じアルファベットを使う地域では違いも少ないためごっちゃになってしまいそうですね。
柘榴石の種類⑤ デマントイド(灰鉄礬柘榴石)
5種類のうち最後に紹介するのはデマントイドです。デマントイドガーネットは柘榴石の中でも王様と呼ばれています。その高い分散率から独自の輝きをもたらしており、ガーネットのダイヤモンドと称されることも。元々の名前であるデマントイドもオランダ語でダイヤモンドを指す言葉のため、ダイヤモンドと強く関わりがある石だといえますね!
貴族御用達のデマントイド
元々最初に原石が出土したのが1853年のロシアと言われており、産出してから1917年のロマノフ王朝崩壊までは貴族のたしなみとされていたことが分かっています。貴族の中でも身につけていることがステータスになるほど当時から価値が高かったんですね!鮮やかな緑色は他の宝石にもひけをとりません。同じグリーンの系統であるグロッシュラーと和名も似ています。
柘榴石の種類は他にも アンドラダイト(灰鉄柘榴石)
続いて紹介するのはアンドラダイトと呼ばれる種類です。アンドラダイトは下の画像のような黄褐色の色をしているものが多いです。メタリックな印象が強く、他の柘榴石の持つ赤を含んだ色合いとは全く違いますよね!ぱっと見ただけでは素人にこれが柘榴石であることを見分けるのは難しいのではないでしょうか。
ちなみに分類上、上の見出しで紹介したデマントイドもアンドラダイトとして分けられています。デマントイドだけ特別な扱いを受けていることがここでも伺えます。
美しい七色の輝き
またアンドラダイトのもう1つの特徴として他にはない虹色に光るというのがあげられます。ラブラドライトと呼ばれる石にそっくりな虹色の輝きを放つと言われています。その輝きの美しさからレインボーガーネットと呼ばれており、海外ではパワーストーンとして特に人気の高い種類です。確かに不純物がない状態で虹色に輝くならパワーストーンとしての効果も凄まじい気がついついしてしまいます。下の画像は原石の状態ですがここから美しい輝きが生まれるんですね!
深く長い歴史がある柘榴石の素敵な魅力
柘榴石の歴史や種類、パワーストーンとしてのスピリチュアルなパワーや浄化方法についてまとめてきました。柘榴石という種類1つとっても石にまつわる深く長い歴史があることに驚きです。宝石商ではない人の人生では宝石に関わる回数はそれほど多くありませんよね。何かの記念だったり特別な意味を持つのがこういった宝石の特徴だと言えます。